生地を冷蔵、冷凍保存して2色のちぎりパンを作ってみた

元調理師の愛情たっぷりごはん!
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抜けるところは抜いてがんばりすぎず
美味しい食事で心も身体も健康に♪

かぼちゃとミルクのちぎりパンを作りました。
ちぎりパンは型に入れて焼きます。この為、生地同士がくっついて水分が逃げないので、ふんわりもちもちに仕上がります。
ちぎる時のふわっともちっとする感触もたまりません。

うちではパンを一気に食べきれないので、いつも作ったら冷凍して、焼き直して食べてます。
ちぎりパンの残った子たちも案外形を保ってくれてるので、翌日焼き直しても、冷凍しても、ちゃんと美味しくいただけますよ。
見た目がかわいそうだと食べる時に楽しくないですから、なるべく綺麗にちぎってあげました。
パン生地は冷凍できる!
今回は白パンとかぼちゃパンどちらも300gの粉で2回、生地を作りました。
18×18cmのスクエア型だと300gの粉でちょうど良いので、2台分の生地を作った事になります。
こね上がった生地を2分割して、片方にかぼちゃを練り込むというレシピが多くみられましたが、私は一次発酵までホームベーカリーにおまかせなので、一次発酵前のタイミングで取り出すなんて面倒だったのです。
一次発酵の前にお知らせブザーは鳴らないですもん。
ですので、パン生地は冷凍できますし、いっその事2台分の生地を作っちゃって2度楽しもうと。

生地を分割して丸めた後、乾燥しないようにラップをふんわり被せて冷凍します。

しっかり固まったら、このようなチャック付きの袋で保存します。
冷凍すると酵母の活動が一時停止してくれるので、しばらく保存できるのです。
二次発酵にはいつもより気持ち長めの時間がかかりますが、生地を作る手間が省けて便利ですよ。
ある程度分割して丸めた生地なら常温で30〜40分程で解凍されるので、その後二次発酵をして、いつも通りに焼成します。
あまり大きな塊のまま冷凍すると、その分冷凍するのにも解凍するのにも時間がかかるので、おすすめしません。
それから、解凍した生地は成形し直す事も可能です。中にフィリングを詰めて丸めたり、惣菜パンにしたり、なんでも大丈夫です。
丸めたパン生地をすぐに焼かない時は冷蔵保存!
2色のパン生地を作る際の手順です。
まず白パン生地をホームベーカリーから取り出し、事前に計量しておいたかぼちゃパンの材料をホームベーカリーに入れて生地コースでスタート。
それから白パンの生地を16分割します。8個はぬれ布巾をかけて冷蔵庫へ。

かぼちゃパンの生地が出来上がるまで1時間ほどかかりますので、低い温度に置いて、発酵を遅らせるのです。
残りの8個はラップをかけて冷凍します。
かぼちゃパンの生地が出来上がったら、同じように16分割して8個は冷凍します。

冷蔵庫から取り出した白パン生地と交互に型に入れます。
1時間経った白パン生地と、こね上がったばかりのかぼちゃ生地、同じくらいの大きさです。発酵があまり進んでない事が分かりますよね。

オーブンの発酵機能で30℃25分発酵させた後、生地を飾ったものがこちら。
冷蔵保存していた白パンも、ちゃんとかぼちゃパンと同じように膨らんでくれました。
切り込みを入れてコーンを埋め込み、目には黒ゴマを。不器用すぎてうまいこと黒ゴマを乗せれませんでしたが、ご愛嬌です。

そうして焼き上がったものがこちらです。見事に小鳥ちゃんたちはそっぽ向いてます。
綺麗な色味を出したかったので、150℃で焼きました。
本日の配合 18×18cmスクエア型
強力粉 250g
薄力粉 50g
砂糖 20g
塩 5g
バター20g
白神こだま(ドライ) 4.5g
予備発酵用のぬるま湯(30℃) 15g
- 白パン
牛乳 80g
水 110g
- かぼちゃパン
かぼちゃペースト 100g
牛乳 140g

焼きたてのかぼちゃパンは、ほんのりかぼちゃの風味があって甘さも優しくて、いつもとは違う雰囲気で楽しめました。冷えると風味はほぼ感じられませんでしたが、焼き直すとまた復活しましたよ。
白パンは牛乳だけだと重たくなるので、水+牛乳で。
余った16個の丸いパン生地は、あんこを包んでちぎりパンにしようと思ってます。